「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」の意味と原因・対策法を解説！

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」の意味は、サイトマップ内にインデックスされた記事が登録されていないことです。原因はさまざまですが、サイトマップの手動更新による人的ミス等が考えられ、後に解説します。

サイトマップへ登録しなくても大きな問題はありませんが、サイト構造を正しく認識させることは検索順位にプラスの影響をもらたします。エラーメッセージの原因や対処法を知り、運営するサイトに活かしたい方は参考にしてください。

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」の意味とは？

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」とは、GoogleがWebサイトやページのURLを認識しているものの、Google Search Consoleに送信しているXMLサイトマップにURLが含まれていないことを意味します。

サイトマップ送信以外の方法でGoogleがURLを検知して登録した場合、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」と表示されます。これは、サイトマップに登録されていないにもかかわらずインデックスしたことに対して、Googleが確認を求めている状態です。

インデックスとは？

SEOにおける「インデックス」とは、ウェブページが検索エンジンのデータベースに登録されることです。

具体的には、ウェブページのコンテンツを「クローラー」と呼ばれるロボットが解析し、適切な形でデータベースに登録します。

なお、検索結果にはデータベースにインデックスされたウェブページの中で、検索キーワードと関連性の高いものがランキング表示されます。そのため、SEOを活用してウェブページを検索結果に表示させるには、必ずインデックスさせなければいけません。

以下の記事では、インデックス登録されているかを確認する方法を紹介しています。検索結果にウェブページが表示されない方やGoogleサーチコンソールの使い方に迷っている方は、ご覧ください。

インデックス確認方法とは？ウェブサイトが表示されないときの対処法

サイトマップとは？

サイトマップは、サイト全体のページ構成を地図のように一覧で表示しているページです。サイトマップを作成することで、読者や検索エンジンに対してサイトの構造をわかりやすく伝えられます。

なお、サイトマップには以下の2種類があります。

読者が求める情報に簡単にアクセスできるだけでなく、検索エンジンにもページをインデックスしてもらいやすくなるため、基本的にサイトマップはどちらも作成しておいた方が良いでしょう。

以下の記事では、XMLサイトマップについて解説しています。XMLサイトマップが必要なシーンや作成方法も紹介しているので、サイト運営に携わる方はぜひ参考にしてください。

XMLサイトマップとは？SEO効果やタグの種類・作成方法を解説！

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」が表示される原因と対処法

Webサイトを運営していると、サイトマップのエラーに悩むことがよくあります。次に、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のエラーメッセージが表示される主な原因と対処法を解説します。

XMLサイトマップの登録漏れ

XMLサイトマップそのものの登録や一部ページの記載が漏れている場合、エラーメッセージが表示されます。

登録漏れでエラーメッセージが表示されている場合は、サイトマップを作成・更新してGoogleサーチコンソールに送信しましょう。登録が漏れていても、手動で登録することで時間の経過とともにエラーメッセージは表示されなくなります。

XMLサイトをあえて登録していない

XMLサイトマップをあえて登録していない場合にも、エラーメッセージが表示されます。

例えば、プライバシーポリシーや利用規約などのページは、検索結果に表示させないためサイトマップに登録しないことが多いでしょう。しかし、意図的にサイトマップに記載されていないURLでもインデックス登録されることがあります。

あえて登録していない場合は無理に解決する必要はありませんが、検索結果に表示させたくないページについては個別にnoindexを設定するのが好ましいです。

XMLサイトマップに記述しているURLと異なる

XMLサイトマップに記述しているURLと実際のURLが異なる場合にも、エラーメッセージが表示されます。

ページの登録漏れがない場合は、URLが一致しているかを確認すると良いでしょう。他にも、URL内に日本語が含まれている場合、「Punycode」と呼ばれる表記に自動で変換されます。自動変換されたURLとXMLサイトマップに記載された日本語のURLは別々のURLと見なされてしまいます。

URLの不一致を防ぐため、不要なパラメータや複雑なパーマリンクは避けるのがおすすめです。

Google サーチコンソールの不具合

XMLサイトマップへの登録漏れやURLの不一致などの問題がなくてもエラーメッセージが表示される場合は、Googleサーチコンソールの不具合の可能性があります。

Googleサーチコンソールでは、まれにバグやエラーが発生することがあります。一定期間経っても表示が解消されない場合は、バグやエラーの修正を待ちましょう。

SEOプラグインの不具合

Googleサーチコンソール同様に、SEOプラグインの不具合でエラーメッセージが表示されている場合もあります。SEOプラグインでXMLサイトマップを作成している場合は、バグやエラーの修正を待ちましょう。

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」が表示される原因と対処法

エラーメッセージを防ぐための最善の方法は、XMLサイトマップの作成・更新を完全に自動化することです。XMLサイトマップは、WordPressのSEOプラグインなどを使用して自動化できます。

手動でXMLサイトマップを作成・更新していると、登録漏れやURLの間違いが発生する可能性が少なくありません。XMLサイトマップの作成・更新を自動化することで、手作業による人的ミスを回避できます。

XMLサイトマップを作成するとGoogleがページを正しく認識できるため、検索順位にプラスの影響を与えられます。定期的にXMLサイトマップを見直し、更新・修正を行いましょう。

まとめ

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」は、インデックスされているものの、Googleサーチコンソールに送信しているXMLサイトマップにURLが含まれていないことを意味します。

XMLサイトマップに含まれていない原因は、登録漏れやURLの不一致などが考えられるため、SEOプラグインなどでXMLサイトマップの作成・更新を完全自動化すると良いでしょう。