広告出稿までの流れは?出稿費用や効果的な出稿方法を解説
広告を打ち出すことで多くの方に情報を知ってもらい、お店への来店客の増加や自社サイトへのアクセス数を増やすなど、さまざまな効果を得られます。広告を打ち出す目的は会社によって異なりますが、広告を打ち出す流れは基本的にどの広告も変わりません。
当記事では、広告出稿とはなにか、また広告出稿の具体的な流れや料金相場などについて解説します。効果的な広告を打ち出したいものの、方法や流れがわからないという方はぜひ参考にしてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
- 広告を打ち出したい方
- 広告の打ち出し方が分からない方
- 効果的な広告の打ち出し方を知りたい方
広告出稿とは
広告出稿とは、テレビやインターネットに広告を打ち出すことです。英語で「Advertising」ということから「Ad(アド)」と呼ぶこともあります。広告の種類はさまざまで、文章や画像、動画、音声と広告を打ち出す媒体に合わせて異なります。
広告を打ち出す場所はテレビやラジオ、雑誌、新聞のマス媒体と、Webサイトや動画配信サイト、SNSなどのWeb媒体などです。特に動画配信サイトとSNSを使用した広告が近年急速に増えており、広告を動画にすることでより多くの情報が伝えられるようになりました。
広告の出稿費用や相場はいくらかかる?
広告の出稿費用は、広告を打ち出す媒体や広告の種類によって料金が異なります。関東エリアの地上波CMでは、15秒1回あたり30万〜100万円と言われています。またTBSラジオやニッポン放送といった大手ラジオ放送局でのCMは、20秒1本あたり6万5,000〜7万円が相場です。
以下では、マス媒体とWeb媒体に分けて出稿費用の相場を紹介します。
●マス媒体の広告費用の一例
日本テレビ | 15秒1本あたり | 40万~75万円 |
---|---|---|
フジテレビジョン | 15秒1本あたり | 40万~75万円 |
読売新聞 | 1ページあたり | 4,500万円 |
毎日新聞 | 1ページあたり | 2,600万円 |
TOKYO FM | 20秒1回あたり | 7万~10万円 |
文化放送 | 20秒1回あたり | 5万~10万円 |
●Web媒体の広告費用の一例
Instagram広告 | クリック課金(1クリック) | 40~100円 |
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インプレッション課金(1,000表示ごと) | 500~1,000円 | |
Twitter広告 | クリック課金(1クリック) | 24~200円 |
インプレッション課金(1,000表示ごと) | 400~650円 | |
LINE広告 | クリック課金(1クリック) | 24~200円 |
インプレッション課金(1,000表示ごと) | 400~650円 | |
Tiktok広告 | インプレッション課金(1,000表示ごと) | 770円 |
広告出稿の具体的な流れ
広告を出稿したい場合は、まず広告を打ち出す目的を決めましょう。自社サイトのアクセス数をどれくらい増やすのか、コンバージョンをどれくらい増やすのか、目標の数字は具体的に決めてください。目標数値を具体的にすることで、広告を打ち出した後での効果測定で、目標が達成できているかをしっかりと確認することができます。
以下では、広告出稿の具体的な流れについて解説します。
ターゲットの選定
広告を打ち出すときは、どの顧客に向けて情報をアピールするのかを決める必要があります。ターゲットを設定することで、広告のアプローチの方向性を明確にできるためです。
たとえば、アンチエイジングのスキンケアグッズのCMを10代または20代の女性に向けてアピールしても、あまり効果は見込めないでしょう。10代・20代の女性はまだアンチエイジングを気にする方が少ないです。40歳や50歳などの肌のアンチエイジングが気になっている女性に向けて広告を打ち出すことで、広告の効果が期待できます。
獲得すべきターゲット像はより明確に設定しましょう。年代や職業、年収、どのような生活を送っているのか、何に悩んでいるのか、ペルソナを細かく設定することでアプローチ方法が分かり、円滑な広告出稿につながります。
広告を出稿する媒体の選定
広告にはマス媒体、Web媒体とさまざまな種類があり、狙っているターゲットが普段使用する媒体に向けて広告を出稿することが大切です。
若い年代に向けた広告の出稿であればSNSや動画投稿サイト、ファッションに関連する広告を打ち出したい場合はファッション雑誌などを選ぶのがよいでしょう。各媒体の特徴と広告を出稿するメリットとデメリットも把握します。予算に余裕があれば1つの媒体だけでなく、複数の媒体に出稿することで、より高い広告効果が期待できるでしょう。
広告を出稿する媒体へ問い合わせ
広告を出稿する媒体を決めたら、媒体先に問い合わせます。見積もりをいくつか出してもらい、予算と照らし合わせて検討しましょう。
テレビや都会の看板など、広告を打ち出す規模が大きいほど多くの人の目に留まります。ただし、規模の大きい広告は費用がかかるため、無理のない範囲で広告を打ち出しましょう。ターゲットが利用する媒体で、行動パターンに沿ったタイミングで広告を打ち出せば、費用を抑えながら効率よくターゲットに広告を見てもらえます。
広告に出稿するためのクリエイティブ作成
広告を打ち出す媒体と広告の種類が決まったら、ターゲットに向けた広告を制作します。媒体の広告サイズを把握し、広告を作成する上で写真やイラスト、キャッチコピーやテキストなど、必要なものを洗い出してください。
必要なものを洗い出したら、キャッチコピーやレイアウト、フォントの大きさなどを決めていきます。広告で伝えたい内容は、シンプルに分かりやすくまとめましょう。ターゲットが広告を見たときに興味・関心を感じる広告の制作を目指します。
広告を作る方法には自社制作だけでなく、デザイン会社やフリーランスのデザイナーに依頼する方法もあります。予算やスケジュールと照らし合わせながら、依頼を検討してください。
実際に出稿する
作った広告はすぐ掲載されるのではなく媒体ごとの審査を受ける必要があります。一般的には各媒体の審査部門が広告の内容や表現方法、内容に虚偽や乖離などの問題がないか確認します。
媒体にふさわしくないものは修正を要求される場合もあり、広告の製作段階から媒体ごとのガイドラインを確認することが大切です。審査をクリアしたら広告の打ち出しがはじまります。
なお、広告の審査に通った後でも掲載後に再度審査が行われ、広告の出稿が停止となる場合があるため注意が必要です。Web広告の場合はクリック先の内容が広告の内容と合致しているかといったことも審査されます。
効果測定・改善
広告が目的・目標通りに機能したのか、効果測定で広告の効果を可視化して、運用状況や費用対効果を確認します。効果測定ではほかにも、ターゲットがどの施策・経路でコンバージョンに至っているか、またどのコンバージョンの内容に貢献しているかといった属性情報も把握できます。
目的や目標を達成できていない、費用対効果が低いという場合は、その結果に至った理由を洗い出し改善と対策に講じることが重要です。効果測定にはさまざまな効果測定ツールがあるため、確認したい目的に合ったツールを利用しましょう。
効果的な広告を出稿するためのポイント
効果的な広告を出稿するには、ターゲット層に合った媒体、広告の種類であることが求められます。広告を打ち出す地域を絞ることも大事です。飲食店や美容院といった実店舗の広告では、店舗から離れた地域に広告を打ち出しても効果が期待できません。広告を打ち出す地域を絞ることで、広告費も抑えられます。
以下では、上記以外の効果的な広告を出稿するためのポイントを解説します。
ターゲットと媒体の相性の確認
ターゲットがどの媒体を利用するのか確認することが重要です。
たとえば、Web広告といってもInstagramとFacebookでは使用する方の年代や目的は大きく異なります。また媒体を決定した後も、動画で打ち出すのか、写真やイラストで打ち出すのかといった広告の種類も選ばなければなりません。
広告を打ち出す目的を明確にし、どの媒体であればターゲットの目に留まるのか、媒体ごとの需要や特徴を把握しましょう。
効果的なタイミングがいつなのか検討しましょう
広告はターゲットに見てもらわなければ意味がありません。社会人をターゲットとした広告で、仕事中に広告を打ち出してもターゲットに広告を見てもらうことは難しいです。広告の出稿では、ターゲットが媒体を利用する時間に合わせて広告を打ち出し、印象に残る映像や文言で興味を引くことが必要不可欠と言えます。
ターゲットの効果的なタイミングがいつであるか調べるには、ターゲット層の思考や行動パターンを想定しましょう。具体的なペルソナ像を設定することでターゲットの行動パターンが予測でき、どのタイミングで広告を出稿するとよいのかが分かります。
まとめ
広告出稿とは、テレビやインターネットといった媒体に広告を出すことです。広告出稿の費用は媒体によって異なり、広告の種類によっても料金が異なります。広告を出稿する場合はターゲット像を明確にし、ターゲットが使用する媒体、広告を見る時間帯に打ち出することが重要です。
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