タイトルタグとは?SEOに強いタイトル作成方法を6つ紹介
【この記事はこんな方におすすめです】
- ・SEOに強いタイトルタグや、タイトルの作成方法を知りたい方
- ・記事のタイトルを付けるうえで、注意点やコツなどを知りたい方
- ・コンテンツマーケティングに取り組んでおり、狙ったキーワードで上位表示をしたいと考えている方
SEOに現在取り組んでいる方や、コンテンツSEOのご担当者の方、その他個人アフィリエイター・ブロガーの方の中には「記事のタイトルを付けるうえで、SEOに強い設定方法はあるかな?」と、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
SEOは小手先で取り組むものではないので、タイトルを変えただけで必ずしも上位表示できるものではありません。しかしそれでも、ユーザーに対して最適化したタイトルを作成することは可能であり、その地道な積み重ねによってGoogleから評価されやすいサイトに育っていくと言えるでしょう。
当記事ではSEOに強いタイトルの付け方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
タイトルタグとは?
まず、タイトルタグ(titleタグ)について、基礎的な内容を解説します。HTMLタグの種類の一つであるタイトルタグは、Webサイトや各ページに設定するタイトルを記述するタグです。
タイトルタグの記述方法は、HTMLのソースコード上部にあるheadタグの中に、<title></title>で囲んで記述をします。ワードプレスや各種記事投稿ができるCMSを使用している場合、題名を入れる箇所に記載した文章が、そのまま自動でタイトルタグ内に記述されるケースがほとんどです。
■タイトルタグの記述例
<title>タイトルタグとは?SEOに強いタイトル作成方法を6つ紹介 | 大阪 株式会社バースタイプ</title>
SEOにおいてタイトルタグが重要な理由
タイトルタグの中の文章は、検索エンジンやブラウザのタブに表示されたり、SNSでリンクされたときに表示される際のタイトルに使用されたりと、多くの場面で使用されます。そのためタイトルタグは、ユーザーにとって情報を判別するうえで非常に重要な要素であり、Googleがユーザー体験の向上に重きを置いている以上、SEOにおいても重要な要素と言えるでしょう。
実際、Googleが提供している「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」において、「各ページに固有の正確なタイトルを付けることが重要」と説明されています。
また、テクニカル面以外でも、検索結果に表示されるタイトルが分かりやすくて、興味を引くものであれば、ユーザーは「このページを見てみたい」と思い、結果的にクリックに繋がります。逆に言えば、ありきたりなタイトルや、内容がよく分からないタイトルであれば、クリックを自然と避けるのがユーザー心理でしょう。
クリック率(CTR)が上がれば、結果的にGoogleは「良質なページ」と判断するため、SEOにもポジティブな影響が考えられ、よい循環が生まれると言えます。
【参考】見出しタグとは|SEO担当者が意識すべきルール・ポイント
【基礎】Googleが明示しているタイトルの作成方法
「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」には、「タイトルリンクに影響を与えるおすすめの方法」というコンテンツが記載されています。その中でも、特に以下の内容がポイントです。
- ・サイト上のすべてのページに <title>要素でタイトルが指定されているようにする
- ・<title>要素に具体的でわかりやすいテキストを記述する
- ・キーワードの乱用は避ける
- ・<title>要素内でテキストの繰り返しや定型文の使用は避ける
- ・簡潔にタイトルを目立たせる
特に意識すべき点としては、「キーワードの乱用は避ける」という点です。キーワードの乱用がスパムに繋がる危険性があることを知っている人は多いでしょう。しかし、よくありがちなのが、様々なクエリで検索結果に表示させようとして、意図せずキーワードがたくさん入ってしまうパターンです。
「1記事1テーマ」を基本として、ユーザーに対して具体的かつ分かりやすいタイトルを設定するのが基本 となりますので、<title>要素に不必要な情報を入れるのは極力避けましょう。
【参考】SEOとは?検索エンジンの仕組みと3つの施策を解説!
SEOに強いタイトルのつけ方
続いて、SEOに強いタイトルのつけ方を5つご紹介します。基礎を一度押さえることで、徐々にGoogleにとってもユーザーにとっても分かりやすいタイトルを自然と設定できるようになるでしょう。
全てのノウハウを網羅するのは実践の場では難しいケースもあるかもしれませんが、まずは一つずつ試してみてください。
対策キーワードを含める
コンテンツSEOに取り組む際は、どのキーワードを狙っていて、そのキーワードで上位表示させるために記事を執筆するのが一般的な流れです。そのため、タイトルに対策キーワードを含めることは必須となります。
よくある質問として、「タイトルには、一言一句、対策キーワードと同じキーワードを入れたほうがいいのか?」というものがあります。例えば「葬式 いつ」というキーワードを狙っている際、「葬儀の日程について」「葬式は故人が亡くなってから何日後?」といったタイトルでもいいのか?という疑問です。
結論から言うと、Googleの検索エンジンの水準がよくなっているので、キーワードが多少違う言葉でも、上位表示されることは非常によく見られます。つまりキーワードが異なっていても「同じ検索意図」とGoogleが判断すれば、有益なコンテンツであれば上位に表示されるということです。
【参考】【SEO対策】キーワードとは?重要性とキーワードの種類
なるべく様々な関連ワードを入れる
スパム認定されないように注意は必要ですが、自然な範囲で対策キーワードと関連するキーワードも含まれているほうが、ユーザーに取って有益な場合が多いです。
【例】
- ・「運動会のお弁当レシピ10選を紹介!」
- ・「運動会のお弁当レシピ10選!作り方も紹介!」
上記2つの例であれば、前者は「運動会 お弁当レシピ」というキーワードしか狙えませんが、後者の場合「作り方」を知りたいニーズがあるユーザーに対しても訴求することが可能です。サジェストキーワードなどを見ながら、関連するニーズを適度に拾ってタイトルに組み込めるようにしてみましょう。
文字数は30文字以内を限度とする
あまりに長いタイトルは、「ユーザーにとって不便」とGoogleが判断するため、基本的には推奨しません。順位にもよりますが、そもそも検索結果には20~30文字くらいしか表示されないので、30文字以内を限度としてタイトルを設定するのがよいでしょう。
タイトルの最初に重要な情報を詰める
人の視線は基本的に「左→右」で動くため、タイトルの最初のほう(左側)に、重要な情報・キーワードを記載するのがおすすめです。
また、検索結果に表示される文字数の観点からも、後ろのほうだと切られてしまう可能性があるので、なるべく最初のほうに記述すべきと言えます。実際、検索結果を見ても、タイトルの10文字以内には、検索結果に打ち込んだキーワード(対策キーワード)が、含まれているケースがほとんどです。
ユーザーの興味を促すテクニックを組み込む
こちらは、セールスライティング・コピーライティングの領域に少し近くなってきますが、CTRを向上させるためにも、ユーザーの興味を引くようなフレーズが入れられるとよいでしょう。
具体的には以下のような例が挙げられます。
具体的な数字を入れる
- ~〇選
- ~理由〇つ
価格・特典・限定・必見などの、インセンティブを強調する
- 【2023年版】
- 【最新】~~
- 購入前に必見!~~
- 30%OFF|~~
E-A-T要素を強調する
- 【管理栄養士が解説】~~
- ~~【弁護士監修】
対象者を特定する
- 初心者向け|~~~
- ~~を簡単に紹介!
- 【上級者向け】~~
リライト時にタイトルを変更していい?SEO効果は?
リライト時にタイトルを変更していいかどうか、という問いの結論ですが、「条件付きでYES」というのが正しいです。
そもそもリライトすべき記事は、検索順位が低迷している記事や、過去は上位化していたものの、下落傾向にある記事が優先です。そのような記事は、タイトルも見直すべきと言えます。
【参考】SEOで順位が上がらない主な理由|チェック項目も解説
リライト時のタイトル変更例
リライトで、タイトル変更を検討する場合、以下のポイントを重点的にチェックしてみましょう。
パワーワードを追加する
「プロが解説」「経験者が紹介」「動画解説あり」「画像解説あり」…など、専門性・権威性・信頼性が垣間見えるようなタイトルや、簡単で分かりやすそうな説明・記事であることが訴求できるワードを追加しましょう。また、他のサイト・競合他社との差別化ポイントを記載できると、その記事ならではの独自性が上がるので、CTR向上も期待できます。
【例】
中古パソコンおすすめランキングを紹介!
→【プロがレビュー】中古パソコンのおすすめランキング10選
ユーザーが実際に検索するキーワードやサジェストキーワードを入れる
現状のタイトルが専門用語ばかりであったり、ユーザーが実際に検索しなさそうな語句が入っていたりする場合は、ユーザーニーズの高いタイトルに変更しましょう。またサジェストキーワードを入れることで、その記事の表示回数や違うキーワードでの検索流入も期待できます。
【例】
貸借対照表とは?意味を紹介
→貸借対照表とは?分かりやすく言うと?意味や作り方も解説
最新情報であることをアピール
近年、Googleは「フレッシュネス」という指標を重視しており、更新頻度が高いサイトや最新情報が載っているサイトが上位化しやすくなっています。ユーザーとしても、古い情報よりは、新しい情報にアクセスしたいと思うのは当然でしょう。メンテナンスの必要性は増えますが、可能な限り最新情報を定期的にアップし、タイトルもそれに合わせたものだとユーザーにとって親切です。
【例】
財布におすすめの色は?ラッキーカラーも紹介
→財布におすすめの色7選!2023年のラッキーカラーも紹介
リライト時にタイトルを変更しないほうがいい場合
現時点でしっかりとアクセスが取れている記事であれば、基本的にタイトルの大きな変更はしないほうがいいでしょう。
変更するとしても、一部のキーワードを変更したり、語順を変えたりするなど、軽微な変更で検証してみることをおすすめします。
まとめ
記事のタイトルは、タイトルタグ、およびh1タグで設定されることが多く、SEOにおいても非常に重要な要素です。SEOに強いタイトルを設定するうえで、まずは狙っているキーワードを含めることを意識しましょう。そのうえで、検索結果の画面にはおおよそ20~30文字前後しか表示されないので、ユーザーに興味・関心を持ってもらうためには、なるべく文章の始め(左側)に重要な内容、ユーザーに対して訴求できる内容を入れることが大切です。
もし現在投稿している記事の中で、あまりアクセスがないリライトが必要な記事がある場合、タイトルやディスクリプションを少し変えてあげる(ユーザーに対して最適化してあげる)だけでも、SEOにおいて好影響を与えることができます。
ぜひ当記事で紹介したことを参考に、Googleの検索エンジンにもわかりやすく、かつユーザーに対して最適化したタイトルを設定していきましょう。
また、バースタイプではWebサイトの無料診断を行っております。記事を定期的に投稿しているのに中々順位が上がらない場合や、狙ったキーワードでWebサイトを上位表示させていきたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。