【SEO対策】キーワードとは?重要性とキーワードの種類
【この記事はこんな方におすすめです】
- ・SEO対策における「キーワード」の重要性が知りたい方
- ・SEOで狙うキーワードの種類やクエリの種類について知りたい方
- ・正しいキーワード選定を行い、自社サイトをいち早く検索結果の上位に表示させたいとお考えの方
SEOキーワードとは、SEO対策で自然検索からの流入を狙うために設定するキーワードのことです。SEO対策を行ううえで、キーワードの優先順位を定めて施策を実行することは極めて重要であり、正しい軸でキーワードを選定できてないと、思うような結果が得られない場合もあります。
当記事では、SEO対策におけるキーワードの考え方、重要性、クエリの種類などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策における「キーワード」とは?
SEO対策における「キーワード」とは、ユーザーがGoogleやYahoo!の検索窓で実際に入力するキーワードのことを指します。例えば、経理ツールのサービスを提供している会社にとっては、「経理 自動化 ツール」といった検索キーワードで検索した際に、自社のサイトが上のほうに表示されていれば、経理ツールの導入を検討しているユーザーに対して、自社のサイトを認知させることができるでしょう。
つまり、自社のサービスにとって関連性の高いキーワードでSEO対策することで、自社サイトのアクセス数アップが期待でき、集客やCVにもつなげることが可能です。
【参考】SEOで順位が上がらない主な理由|チェック項目も解説
SEO対策においてキーワードの正しい選定が重要な理由
SEO対策におけるキーワードの選定は、簡単そうに見えて、実は奥が深い作業です。例えば先ほどの経理ツールを販売している会社の例だと、「経理ツール」や「経理自動化 おすすめ」といったキーワードで上位表示すれば、購入につなげられる可能性が高いのは誰しも分かるでしょう。
しかし、「経理ツール」といったような、単一キーワード(語句と語句の掛け合わせではないキーワード)は、検索ボリュームが高い傾向にあります。SEO対策をしている競合サイトも狙っているキーワードなので、記事を1つ書いただけでは、中々上位表示ができないでしょう。
SEO対策を始めたての会社の場合であれば、「経費精算 効率化」「経理ツール メリットデメリット」といったような、掛け合わせのキーワードや検索ボリュームが多少低いキーワードを、最初のうちは狙ったほうがいいケースもあります。
つまり、自社サイトの状況に合わせたキーワードの選定を行うことが、SEO対策の効果を最大限上げるために重要なのです。
【参考】SEOに強いキーワード選定方法|おすすめのツール5選も
SEOで重視される【キーワードの種類】
SEO対策でキーワード選定をする際に、まずは「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード」という3つのキーワード区分を知っておきましょう。
- ビッグキーワードの例:「経理ツール」「経費精算」
- ミドルキーワードの例:「経理ツール メリット」「経費精算 方法」
- ロングテールキーワードの例:「経理ツール 導入 製造業」「経費精算 時間かかる 原因」
ビッグキーワードとは、月間の検索数(検索ボリューム)がおおよそ1万以上あるようなキーワードです。基本的には1語で構成されることが多く、トピッククラスターモデル(※関連したキーワードで別ページも作り、ビッグキーワードから各ページに内部リンクでつなげる方法)で対策することがおすすめです。
ミドルキーワードは、ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間のイメージで、月間の検索ボリュームはおおよそ100~1万を対象とすることが一般的となります。
ロングテールキーワードは、語句の掛け合わせキーワードのような、検索数の少ないニッチなキーワードです。サイト開設初期や、SEO対策を始めたばかりの場合は、ロングテールキーワードも併せて対策していくことがおすすめです。
【参考】SEOとは?検索エンジンの仕組みと3つの施策を解説!
SEO対策でキーワード選定する際に知っておきたい【クエリの種類】
SEO対策における「クエリ」とは、ユーザーが検索窓に実際に入れる言葉の種類です。例えば「キーワード選定 やり方」と「キーワード選定 おすすめ」というキーワードでは、「キーワード選定」に紐づいたキーワードという部分は同じですが、ユーザーの検索意図は全く異なるのが分かります。
ここでは、4つのクエリの種類についてご紹介します。
Knowクエリ
【Knowクエリの例】
- 〇〇 とは
- 〇〇 なぜ
- 〇〇 原因
- 〇〇 方法
- 〇〇 つらい
- 〇〇 給料相場
Knowクエリは、「何かの情報を知りたい」という検索意図を持つクエリです。評価されるページとしては、記事コンテンツが多く、コンテンツマーケティングで攻めるべき王道のクエリといえます。
一方で「知りたい」と思っていても、「行動に移したい」とは思っていないユーザーも多いので、CVにはやや遠い側面もあります。セッション獲得を目的として、ユーザーの悩みや疑問に対して丁寧に分かりやすく回答するコンテンツが求められます。
Doクエリ
【Doクエリの例】
- 〇〇 やり方
- 〇〇 作成方法
- 〇〇 登録
- 〇〇 ダウンロード
- 〇〇 ログイン
- 〇〇 上達のコツ
- 〇〇 簡単
Doクエリは、「何かをしたい・やってみたい」という検索意図を持つクエリです。調べた後、すぐに実践したいユーザーが検索するクエリなので、方法やアクションを明確に提示してあげる必要があります。
Doクエリでは、記事コンテンツももちろん評価されますが、最近ではYoutubeなどの動画コンテンツや、画像コンテンツが上位表示されることも多くあります。
Buyクエリ
【Buyクエリの例】
- 〇〇 おすすめ
- 〇〇 比較
- 〇〇 通販
- 〇〇 Amazon
- 〇〇 安く
- 〇〇 ギフト包装あり
- 〇〇 口コミ
Buyクエリは、「何かを買いたい・買おうとしている」といった、購買意欲の高いユーザーが検索するクエリです。〇〇の部分には商品名や、カテゴリー、ECサイトの名前が入ることが一般的です。
そのため、基本的には記事コンテンツで対策するのではなく、ECサイトトップや商品ページなどでSEO対策するのが王道です。「おすすめ」「比較」系のクエリは、記事コンテンツも評価されていますが、大手の会社が比較サイトなどで網羅的に対策しているので、近年ではかなりの激選キーワードとなっています。
Goクエリ
【Goクエリの例】
- 梅田 カフェ
- 楽天市場
- 東京ドーム アクセス
- デニーズ メニュー
- ルンバ
- TWICE
Goクエリは、「どこかに行きたい」という検索意図を持つクエリです。「行きたい」というと特定の場所に赴くことを想像しやすいですが、「特定のページ」に行きたい場合もGoクエリに含みます。そのため、公式サイトに行きたい、メニューページを見たい、といったように、サイト名や人名が入るケースも多いです。指名検索を取れるとSEOの面からもプラスなので、サービスページは、ぜひしっかりとSEO対策しておくといよいでしょう。
また、「場所に行きたい」という検索意図を持つ場合は、Googleマップの検索結果が上位表示されることがほとんどです。店舗ビジネスをしている場合は、MEO対策も重要になってきますので、Googleローカル検索についての知識も深めておきましょう。
まとめ
SEO対策をするうえで、キーワードを選定する際は、検索ボリュームや検索意図、競合性(ドメインオーソリティ)、CVへの近さなどを考慮してみましょう。様々な角度から分析することで、リソースを最小限に抑えながら成果につなげることが可能です。
特に、上位表示されているコンテンツは、そのキーワードに対するユーザーの悩みを解決している最適解だとGoogleが判断していると言えます。丸パクリはもちろんNGですが、ある程度の構成・流れは参考にしてみてもよいでしょう。Google Search Consoleやキーワードプランナーなどのツールも使用しながら、ぜひ効果的なキーワード選定を進めてください。
また、バースタイプでは、無料のSEO診断を行っております。SEO対策のキーワードに関するお悩みに対してもアドバイスをさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。