MEO対策

Googleマップ(MEO)で集客をする方法とは?メリットやデメリットも解説

Googleマップ(MEO)で集客をする方法とは?メリットやデメリットも解説

Googleマップ集客とは、MEO対策を行い、ローカル検索を行ったユーザーに来店を促す集客方法のことです。無料のGoogleビジネスプロフィールを使って集客するので予算がなくても始められます。確度の高いユーザーに訴求できるメリットもあり、実店舗ビジネスを展開している方にとってGoogleマップ集客は重要な施策です。

当記事では、Googleマップ集客を行うメリットやデメリット、実際の対策方法についてご紹介しているので、Googleマップでの集客方法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 飲食店や美容院などの店舗型ビジネスを展開している方
  • Googleビジネスプロフィールを使っているが成果を感じられていない方
  • Googleマップを使った集客方法が知りたい方
  • 来店客を増やしたい方

Googleマップで集客する方法とは?

Googleマップ集客とは、マップ検索の上位に自店舗情報を掲載し、ローカル検索を行ったユーザーを店舗に集客するマーケティング手法です。

効果を発揮するためには、「Googleマップ検索の上位3店舗に入ること」と「十分な情報をGoogleビジネスプロフィールに登録しておくこと」が重要です。Googleマップ集客を行うにあたって、Googleマップの検索ランキングを高める対策のことをMEO(Map Engine Optimization)対策と言います。

Googleマップが集客で重視されている理由

Googleマップが 集客で重視されている理由

Googleマップ集客は、店舗ビジネスを行う上で非常に重要なマーケティング施策です。

ここでは、Googleマップが集客で重視されている2つの理由をご説明します。

Googleの検索結果で上位に表示される

2014年に行われたベニスアップデート以降、Googleでローカル検索(特定の地域や場所に関連するキーワードを含めた検索)を行うと、検索結果の上部にマップ情報が表示されるようになりました。ユーザーの現在地や検索されたエリアにおける上位3店舗がマップ情報として検索結果の上位に表示される仕組みです。この上位3店舗に自店舗情報を掲載することが出来れば、認知拡大や集客に大きな効果が期待できます。

また、来店につながらなかった場合でも、「上位表示されている=信頼できる、人気のあるお店」というイメージを持ってもらえるため、ブランディングにも有効です。
MEO対策が上手くできれば、Googleのローカル検索の上位にも表示されるため、認知拡大に大きな効果が期待できます。

多くのユーザーがGoogleマップで地域の情報を検索している

スマートフォンの普及に伴い、いつでも簡単に位置情報を確認できるようになりました。地図アプリ利用者の99.4%がGoogleマップを利用していることから、多くの人が場所を検索する時にGoogleマップを使っていることが分かります。

(出典:地図アプリ利用率1位はGoogleマップ!movが地図アプリの利用トレンドをレポート【2022年最新調査】

中でも「近くの〇〇」といったキーワードでの検索が多く、ローカル検索を行うユーザーは、訪問意欲や購買意欲の高い特徴があります。実際、スマートフォンでローカル検索を行うユーザーの76%が24時間以内にアクセスしており、28%が購入などのアクションを起こしていることがGoogleの調査で判明しました。

店舗集客や売上獲得に高い効果を期待できるのが、Googleマップ集客の特徴です。

(出典:消費者の洞察

Googleマップで集客をするメリット

インターネット上での集客施策としては「SEO対策」や「リスティング広告」が有名ですが、同時に「MEO対策」も合わせて行うことで、さらなる集客効果が期待できます。

ここでは、Googleマップ集客ならではのメリットを5つご紹介します。

  1. 見込み客にアピールできる
  2. 来店につなげやすい
  3. 低コストで集客につなげられる
  4. レビューや口コミを集められる
  5. 効果検証がしやすい

見込み客にアピールできる

Googleマップの利用者は、「来店意欲の高い人が多い」という特徴があります。

例えば、Googleマップで「喫茶店」と検索している人は、今すぐ行ける近くの喫茶店を探している可能性が高いです。また、Googleでローカル検索が行われた際には、上位3店舗がマップ情報として検索結果の上位に表示されるため、検索ユーザーに認知してもらえる可能性が高まります。

確度の高い見込み顧客にアピールできることユーザーの目に留まる機会を増やせることが、Googleマップ集客の大きなメリットです。

来店につなげやすい

Googleマップの検索結果には、お店の営業時間、写真、口コミ、メニュー等の「お店探しに必要な情報」が網羅されています。現在地から目的地までの距離や道順も地図上で確認できるため、行きたいと思ったらすぐに向かうことが出来ます。

ウェブサイトへのリンクや注文ボタンを設置しておくと、よりアクションを促すのに効果的です。

低コストで集客につなげられる

Googleマップ集客を行うためには、「Googleビジネスプロフィール」が必要です。アカウント作成から掲載まで全て無料で利用できるため、予算がなくても始められるのがGoogleマップ集客のメリットの1つです。MEO対策は、Googleビジネスプロフィールを拡充させていくことが基本となりますので、費用はかかりません。

業者に委託する場合も、SEO対策やWEB広告と比べると比較的費用は安く抑えられます。

レビューや口コミを集められる

Googleビジネスプロフィールには、口コミを投稿できる機能があります。高評価のレビューを集めることで、Googleからの信頼が上がり上位表示されやすくなりますし、ユーザーからの信頼が高まり来店を促す効果も期待できるため、口コミは非常に重要な項目です。

Googleビジネスプロフィールの「クチコミ欄」から簡単に投稿できるため、口コミ投稿を依頼しやすいこともメリットの1つです。

効果検証がしやすい

Googleビジネスプロフィールには「インサイト」という機能があり、アクセス分析を行うことができます。どのくらいのユーザーがアクセスしてくれたのか、そこからどのくらいの行動(ウェブサイトへのアクセス、予約、電話発信など)が発生したのかを確認できますので、MEO対策の効果検証が可能です。

Googleマップで集客をするデメリット

Googleマップを使った集客には、メリットだけでなくデメリットも存在します。中には避けられないリスクもあるため、事前にリスクについても理解しておくことが大切です。

ここでは、下記4つのデメリットについて解説します。

  1. 即効性がない
  2. 風評被害を受ける可能性がある
  3. レビューが信用されにくい
  4. 実店舗がないビジネスには不向き

即効性がない

Googleビジネスプロフィールに登録したからといって、すぐに効果が出るわけではありません。情報を更新した場合や新規レビューを獲得した場合に、反映まで数週間かかることがあります。

MEO対策による上位表示は、競合の強さや貴社GBPの状況にもよりますが一般的には3ヶ月前後必要となります。早ければ2週間で上位表示されるような事例もありますが、すぐに効果がでなくても諦めず地道に順位を上げていく必要があります。

風評被害を受ける可能性がある

Googleマップで集客を行う最大のデメリットは、「風評被害を受けるリスクがあること」です。Googleビジネスプロフィールは、誰でも簡単に口コミ投稿が可能です。来店していなくても投稿できてしまうので、事実に反する悪い口コミを投稿される可能性があります。低評価の口コミがたくさん付いてしまうと、イメージダウンを招き集客効果にも悪影響が出てしまいます。

不当な悪評や誹謗中傷コメントが投稿された場合は、削除申請を出すことが出来ますが、審査に時間がかかる場合があります。被害を最小限に抑えるためには、こまめに評価をチェックすること、悪い口コミにも誠意ある返答をすること等の対応が求められます。

レビューが信用されにくい

あまりにも評価が高いお店や、コメントが少ないレビューはサクラを疑われる可能性があります。「業者が不正に高評価をつけている」と思われると逆効果ですので、そういった投稿は控えましょう。

また、業種によっては口コミを集めるのに苦労する場合があります。最新の口コミが数年前のものとなると、ユーザーからの信頼が下がってしまうため、地道に口コミを集め続けることが必要です。

実店舗がないビジネスには不向き

Googleマップでの集客は、店舗への来店を促すのに効果的な施策であることから、実店舗を持たないビジネスには不向きです。例えば、ネットショップのみのビジネスであれば店舗への集客が必要ないので、MEO対策の必要性は薄いと言えます。

Googleマップで集客する方法

Googleマップで集客する方法

Googleマップを使って集客するためには、Googleビジネスプロフィールの登録が必須です。登録から管理更新まで全て無料で行えます。登録時に店舗情報を入力しますが、そのまま放置していると集客効果は期待できないため、定期的に最新情報を更新したり、口コミに返信する等の更新作業が必要です。

ここでは、Googleマップでの集客を促進するための手順を順番に解説します。

Googleビジネスプロフィールに登録する

自分でGoogleビジネスプロフィールを登録していなくても、Googleが自動で作成してくれている場合があります。まずは、マップ上で住所や店名を検索し、Googleマップに掲載されているかどうかを確認しましょう。

掲載されていた場合は、「このビジネスのオーナーですか?」をクリックし、「管理を開始」を選択します。ビジネス管理者の本人確認が必要ですので、ハガキ・電話・メールいずれかの方法でオーナー確認を行います。

Googleマップ上に自分のビジネスが表示されない場合は、Googleビジネスプロフィールの登録を行います。手順は簡単で、5分程度で完了しますが、今後の手間を省くためにも出来るだけ細かく設定しておくことをおすすめします。登録は、Googleビジネスプロフィールから行えます。登録が出来たら、下記の手順でオーナー確認を完了させましょう。

  1. ビジネスのカテゴリを入力
  2. 会社の住所入力
  3. ユーザー表示に関する情報を入力
  4. 地図にビジネスを掲載する
  5. オーナー確認方法を選択

店舗情報を詳しく記載する

Googleビジネスプロフィールに登録しただけの状態だと、簡単な基本情報しか掲載されていません。情報を拡充させ、ユーザーに魅力が伝わるページを作成することが、Googleマップ集客においては重要です。

登録できる項目としては、営業時間、Webサイトへのリンク、写真や動画、クーポン情報、イートイン・テイクアウト・宅配の有無、メニュー、健康・安全に対する取り組みなど沢山ございますので、可能な限り全て記入しましょう。

特に、営業時間は重要な情報です。Googleマップ上で営業中になっているのに、行ってみると休みだったとなればユーザーの信頼を損ねる可能性があります。曜日ごとの設定に加え、祝日や定休日を個別に設定ができるので、営業時間がイレギュラーな日も忘れず設定しましょう。

正しい情報を定期的に更新する

Googleマップで集客するためには、登録して終了ではありません。情報が古くなっていないか定期的に確認し、常に最新情報を更新しましょう。

お客さんへの口コミに返信をする

口コミの数や質が検索順位に影響を与えることは、Googleが公式ガイドラインで名言しています。上位表示を狙うためには、高評価のレビューを集めること、口コミの数を増やすことが効果的です。

Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。

(引用:Googleのローカル検索結果のランキングを改善する方法

また、Googleの公式ガイドラインには、口コミへの返信を推奨する下記の記載もございます。

顧客からのクチコミは、お店やサービスに対する有益なフィードバックとなります。クチコミに返信することは、顧客との信頼関係の構築につながります。

(引用:Googleでクチコミを読んで返信する方法

利用者の生の声が見れる口コミは、重要な情報源となります。中には、自分たちが気付いていない魅力や改善点に気付かされるコメントもあるでしょう。また、口コミにお礼のコメントを返したり、厳しい意見にも真摯に対応している姿は、ユーザーに好印象を与えます。

口コミ投稿は全てに目を通すこと、まめに返信を行うことが、顧客との関係構築に繋がります。

Googleマップで集客効果を高めるためのポイント

Googleマップで集客効果を高めるためのポイント

Googleマップ集客の効果を高めるためには、Googleビジネスプロフィールの内容を充実させることが重要です。ここでは、店舗への集客を強化する3つのポイントをご紹介します。

投稿機能で最新情報を発信する

Googleビジネスプロフィールには、最新情報を伝えるための「投稿機能」があります。下記5種類において、それぞれ最新情報を掲載しましょう。

  1. ①最新情報:新メニューの告知や営業時間の変更といったお知らせ
  2. ②COVID-19:コロナ対策のために営業時間の変更や臨時休業を行う場合のお知らせ
     オンライン注文など感染拡大防止に関する取り組み
  3. ③イベント:自店舗で開催されるイベント情報
  4. ④特典:割引などの特典やクーポン情報
  5. ⑤商品:商品ごと合計10枚まで写真・動画の掲載可能
     飲食店カテゴリで登録している場合は、代わりにメニュー機能がある

最新情報を発信し続けていると、ユーザーの目に触れる機会が増えるため認知拡大や高い集客効果が期待できます。また情報鮮度の高いページとしてGoogleに認識してもらえるためMEO対策にも有効です。

口コミをしてもらえるよう工夫する

口コミは検索順位に影響する重要な項目なので、良い口コミをたくさん集める工夫が必要です。店頭に口コミ投稿ページのURLやQRコードを掲載しておいたり、お客さんに直接お願いをしたり、チラシやメールで呼びかけたりして、地道に増やしていくしかありません。

ただし、高評価をつけてくれた人に報酬を渡す行為や、複数アカウントで何度も高評価を投稿する行為は、ガイドラインで禁止されています。ペナルティを受けるリスクがあるため絶対に行わないようにしましょう。

綺麗な画像や動画を盛り込む

写真は、お店の雰囲気が伝わる重要な項目です。店舗の外観や店内の様子が伝わる写真をできるだけ多く掲載しましょう。飲食店であればメニューや料理の写真、クリニックやサロンであればスタッフの顔写真や施術の効果が分かる写真もおすすめです。

また、Googleビジネスプロフィールは動画掲載も可能です。まだ動画を載せているお店は多くないので、周りと差をつける意味でも動画掲載はおすすめです。ただし、再生時間が30秒までという点には注意が必要です。

まとめ

Googleマップ集客は、実店舗への来店を促すことに効果的なマーケティング施策です。
Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるため、SEO対策やリスティング広告と比べて低コストで始められるのがメリットの1つです。集客効果を高めるためには、十分な情報を掲載すること、常に最新情報を更新し続けること、地道に口コミを集めることが重要です。

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