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SERPSとは?Google検索の構成要素とすぐできる対策を解説

SERPSとは?Google検索の構成要素とすぐできる対策を解説

SERPS(サープス)とはGoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果を表示するページのことです。

SERPSは表示形式が年々変化し続けており、うまく利用すれば検索エンジンでの検索上位表示に匹敵する集客効果を見込めます。

当記事ではSERPSとは何か?という概要から、今すぐできるSERPSを意識した対策ポイントまで解説いたします。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • SERPSについて知りたい方
  • 自社WEBサイトの検索順位を上げたい方
  • SEO対策について知りたい方

SERPSとは?

SERPSとは(Search Engine Result Pages)の略称で、ユーザーが検索エンジンでキーワードを入力した際に表示される検索結果を意味しています。またSERPSで上位表示や目立つような表示を目指しておこなう施策はSEO対策と呼ばれています。ちなみにSEOは(Search Engine Optimization)の略称です。

SERPSもSEO対策もWEBサイト運営する方には避けて通れない言葉といえるでしょう。

SERPSを知るべき理由とは?

WEBサイトを多くの方に見てもらうように改善するためには、まずはサイトのSERPSを知る必要があります。理由は、SERPSを調査することで以下の情報が得られるからです。

  • サイトに関連するキーワードの検索ボリューム
  • ライバルである競合サイトの存在や動向

とくに自社WEBサイトよりもSERPSで上位表示されている競合サイトの情報は、自社WEBサイトの改善ヒントとして利用できるものが多いので、必ず競合サイト調査はおこなうことをおすすめします。

SERPSに表示される情報とは?

SERPSに表示される情報とは?

SERPSには、一般的な検索結果以外にも多くの情報が表示されています。

中でもよく見かける表示は以下の9種類です。

  • バーティカル検索
  • ユニバーサル検索
  • パーソナライズド検索
  • リッチスニペット
  • アンサーボックス
  • Googleショッピング
  • 他の人はこちらも検索
  • リスティング広告
  • Googleしごと検索

ここからは、上記のSERPSがどのようなものなのか、解説していきます。

バーティカル検索

バーティカル検索は、検索窓の直下に出現する検索結果の表示カテゴリを指定する機能です。

以下のカテゴリの中から検索したキーワードに合ったカテゴリが表示される仕組みです。

  • すべて
  • 地図
  • 画像
  • ニュース
  • 動画
  • ショッピング
  • ニュース

例えば「富士山」というキーワードで検索してみると、左から「すべて」「画像」「ニュース」「動画」「地図」と順番に表示されます。

しかし「富士山 見える場所」というキーワードで検索すると、左から「すべて」「画像」「地図」「ショッピング」「動画」と表示される場所や種類が異なった結果になるのです。

ユニバーサル検索

ユニバーサル検索は、検索結果として表示されるWEBページ以外の検索結果を表示させる機能です。

キーワード「富士山」を検索した際には、WEBページよりも上部にユニバーサル検索として画像と地図と動画が大きく表示されます。

その他にもキーワードに関する時事ニュースの表示や、WEBページの横にウィキペディアなどに記載されている概要情報など(ナレッジパネルと呼ばれる)の表示など、さまざまな種類があるのも特徴です。

パーソナライズド検索

パーソナライズド検索は、ユーザーが過去に検索したキーワードやユーザーの現在地などの情報から、ユーザーそれぞれに合わせた検索結果を表示する機能です。

例えば池袋にいるユーザーが「ラーメン おすすめ」というキーワードで検索すると、位置情報から池袋のラーメン屋が優先して表示されるのです。

また、検索結果の中でユーザーが何度も見ているWEBページがある場合、パーソナライズド検索によって、そのWEBページは通常よりも上位に表示されるようになります。

リッチスニペット

リッチスニペットとは、検索結果で表示されるWEBページの説明文に画像や動画、商品情報などを一緒に表示させる機能です。

その他にも、商品レビューや価格、よくある質問などさまざまな種類が存在しています。

リッチスニペットを表示させるには、WEBサイトに構造化データのマークアップ実施が必要です。

アンサーボックス

アンサーボックスは検索キーワードに対する回答をバーティカル検索の直下あたりに表示させる機能です。

例えば「富士山 高さ」というキーワードで検索すると、「3,776m」という答えと、その答えが記載されているWEBページのリンクが、検索結果よりも先に表示されます。

Googleショッピング

Googleショッピングは、検索キーワードに関連する商品のリンクがカード状で表示される機能です。

商品情報には、商品画像・商品名・価格・掲載サイト名などが記載されます。また、横並びで複数のカードが一気に表示されるので、比較しやすいのも魅力的です。

他の人はこちらも検索

「他の人はこちらも検索」は、検索結果から特定のページへアクセスした後、また検索結果に戻った時に、過去に同一キーワードで検索したユーザーが、次の検索に使用したキーワードを表示する機能です。

自社WEBサイトの改善として、主要キーワードで検索した際にこの機能で表示されたキーワードを含んだコンテンツを作るのは、SEOの効果が出やすくおすすめです。

リスティング広告

リスティング広告は広告費を支払うことで、検索結果のWEBページ表示の中で最上位に表示させるWEB広告機能のことです。

キーワードによっては広告が出稿されていないため、一般的な検索結果が最上位に表示されることもあります。

広告ではない一般的な検索結果のことは「自然検索」と呼ばれています。

Googleしごと検索(Google for Jobs)

Googleしごと検索は、求人情報に関わるキーワードを検索した際に、キーワードに合った求人情報を集約して表示する機能です。

自社WEBサイトにある求人情報をこの機能で表示されるようにするには、構造化データのマークアップが必要です。

もしもSERPSにサイトが表示されなかったら

もしもSERPSにサイトが表示されなかったら

自社WEBサイトが公開されているにも関わらず、SERPSに表示されないことがあります。

このような時は、以下の2つの対策をまず実施してみましょう。

  • 検索エンジンに自社WEBサイトの情報を登録する
  • 検索順位チェックツールで検索順位を確認する

まずは検索エンジンに自社WEBサイトが登録されていない場合の対応は、Googleサーチコンソールにてインデックス登録リクエストをしてください。正しくインデックス登録されたら検索エンジンに登録されます。

検索エンジンに登録されているのにSERPSに表示されない場合は、検索順位チェックツールを使って検索順位を確認してみましょう。

もしかしたら検索順位が低すぎて表示されていない可能性があります。この場合はSEO対策にて検索順位を上げることも必要です。

すぐできるSERPSに考慮した施策とは

すぐできるSERPSに考慮した施策とは

SERPSで上位表示や目立つ表示を実現させるためには、SEO対策だけでなくSERPSを考慮した施策も必要です。

ここからはさまざまな施策の中から、比較的簡単に実施できるものを紹介します。

robots.txtの登録

robots.txt(ロボッツテキスト)は、検索エンジンがWEBサイトの情報を読み取る作業(クロール)を補助するためのもので、クロールをおこなう検索エンジンの巡回プログラム(クローラー)に「アクセスしてよいページ」と「クロール不要なページ」を伝える情報ファイルです。

robots.txtでクロール不要なページを伝えると、クローラーは指定されたページにはアクセスしなくなります。

詳しい実施方法は以下の記事を参考にしてください。

サイトマップの登録

サイトマップとは、WEBサイトのページ内容をクローラーに知らせるために作られる情報ファイルです。

robots.txtと同時に作っておくと、クローラーが効率的に巡回してインデックス登録がスムーズに完了するようになります。

サイト制作自体には関係なく、絶対に必要なものではないため、サイトマップを登録していない人は少なくありません。しかしSERPSへの表示のためには実施をおすすめします。

詳しい実施方法は以下の記事を参考にしてください。

Googleビジネスプロフィールの情報充実

Googleビジネスプロフィールとは、主にGoogleマップなどで表示される会社情報を編集管理するサービスです。

自分で編集しなくても、インターネット上の情報や他のユーザーからの投稿を元に自動的に作成されます。しかし自動作成されたビジネスプロフィールは、最低限の情報しか入力されておらず、SERPSへの影響はほとんどありません。

しかし、営業時間や休日情報、商品や会社の説明などを追加していくことで、ユニバーサル検索などで会社情報が表示されるようになります。

まとめ

SERPSは単純な検索結果の表示だけでなく、画像や地域情報などを目立つように表示させる機能です。

このようなSERPSによる検索画面の充実は、Googleが検索画面の情報でユーザーの問題を解決させる「ゼロクリックリサーチ」に注力したことで誕生しました。

「ゼロクリックリサーチ」が多くなったことでSERPSの上位表示だけではクリック率が落ちることが想定されます。

そのため、これからのSEO対策はSERPSを考慮してYouTubeやX(旧Twitter)、Googleビジネスプロフィールなどさまざまな媒体の連携が必要でしょう。

弊社バースタイプでは、自社では手が回らないようなWEBサイトのSEO対策についてもご相談いただけます。サイトのSERPS向上やSEO対策でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

Q.検索結果に出てくる「よくある質問」に掲載されるにはどうしたらいいですか?

A.よくある質問に質問と回答を表示させるためには、構造化データのマークアップが必要です。詳しくはGoogleが構造化データのマークアップについて解説しているページ(Google 検索での構造化データのマークアップの仕組み概要)を参照してください。また実施している施策のため、ぜひお気軽にお問合せください。

Q.Googleビジネスプロフィールについて、クチコミを書いてくれたら報酬を渡すキャンペーンは実施してもいいでしょうか?

A.クチコミ投稿で金券プレゼントなど、報酬と引き換えでのクチコミ投稿はガイドラインに違反しています。もし実施した場合、最悪アカウントが停止してしまう可能性があるので注意しましょう。