SEOで順位が上がらない主な理由|チェック項目も解説
- ・SEO対策を頑張っているけど、中々順位が上がらない
- ・記事をいっぱい書いているけど、上位表示されない
- ・SEOで順位が上がらない理由が分からない
SEOで順位が上がらない理由は、1つだけではなく、内部要因・外部要因と、複合的な要因が絡んでいるので、一つひとつ検証していかなければなりません。この記事を参考にしていただき、自社のサイトや記事をチェックして、SEOで成果をあげていきましょう。
【サイト編】SEOで順位が上がらない際にチェックしたいこと
例えば、MAツールを提供する会社であれば「MAツール」、お花のサブスクリプションをしている会社であれば「お花 サブスク」といったキーワードで、上位を取りたいでしょう。
まずはWebサイト自体でSEO上位を狙っているものの、なかなか順位が上がらない場合にチェックしたいことを3つ紹介します。
内部対策がしっかりとできているか?
SEOにおける内部対策とは、Webサイトの内部構造における対策のことで、いわばWebサイトの根幹・骨組みとなる基礎対策です。
具体的には、検索エンジンのクロール巡回を促進するために、サイトマップ作成・内部リンク設置を行ったり、検索エンジンにサイトの内容を正しく伝えるために、HTMLタグをしっかりと記述したりすることが挙げられます。また、モバイルフレンドリーやページ速度の高速化にも力を入れ、ユーザビリティーに配慮することも、内部対策の一環です。
Googleが正しく認識しやすく、かつユーザーにとっても便利で分かりやすいWebサイトを作らないと上位表示には繋がりませんので、まずは内部対策を見直してみましょう。
コンテンツを投稿しているか?
SEO対策においては「コンテンツSEO」と呼ばれる、コンテンツの定期的な投稿も重要。良質な記事が定期的に投稿されているWebサイトは、その記事に引っ張られる形で、サイト全体に良い影響を与えます。
自社のサイトに関連のある記事をそこまで書けていない場合は、コンテンツSEOに割くリソースも確保してみましょう。
被リンクはついているか?
結局のところ、良質な被リンクがどれだけあるか、といった部分は、順位を決める上で非常に重要です。「Google が掲げる10の事実」の以下の文章が有名です。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。
PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。
有益なサイト、良質な記事には、自然とリンクが集まります。具体的には、ドメインが異なるユニークなサイトの被リンクが重要であり、単純な被リンク数だけでなく、リンクを受けているドメインの数も重要です。
一方で、悪質なリンクや、低品質の自作自演リンクは、効果をなさないどころか、悪影響を及ぼす場合もあるので、注意してください。
【記事編】SEOで順位が上がらない際にチェックしたいこと
続いて、コンテンツSEOに取り組んでいる方や、記事を投稿している方に向けて、「記事の順位が上がらない」といった際に、チェックしたい項目を8つ紹介します。
①タイトルタグ・見出しタグの設定は適切か?
titleタグはheadタグ内に記述され、hタグはbodyタグ内に記述され、検索エンジンがWebページの構造を正しく読みとるためにも非常に重要です。以下のことが守られているか確認してみましょう。
- ・titleタグやhタグにしっかりとキーワードやキーワードに関連する語句が入っているか
- ・titleタグやhタグの文字数は長すぎないか
- ・hタグは見出しのみに使用し、h1~h6の順序を守れているか
- ・h1タグは、極力1ページに1つしか使用しないことが推奨
- ・見出しは画像ではなくしっかりテキストで記述されてるか
②対策キーワードの難易度は高すぎないか?
自社サイトのドメインパワーがそこまでないのに、ビッグキーワードを狙っている人は意外と多くいます。キーワード難易度に絶対の指標はないものの、CVに近いキーワードや1語のキーワードは、基本的に難易度が高いです。
【例】
- ・脱毛サロン おすすめ
- ・LP依頼
- ・退職代行
キーワード難易度の調べ方としては、AhrefsなどのSEOツールを活用するのが便利ですが、Googleで検索して実際に競合の状況をチェックするのも意外と役立ちます。
③検索ニーズを満たしているか?
検索ニーズは、言わば「検索ユーザーの欲しい情報」。狙っているキーワード・対策ページの内容が、そのニーズと合致しているかという点は、根本的に重要です。
各キーワードにおいて、ナビゲーショナル(案内型)クエリ・トランザクショナル(取引型)クエリ・インフォメーショナル(情報収集型)クエリといったクエリの種類を把握することはもちろん、検索キーワードの上位ページを参考にすることも役立ちます。
④競合サイトよりも文字数が少なくないか?
Googleは、「記事の順位に文字数は関係ない」と明言しておりますが、弊社としては「文字数は多いに越したことはない」と考えています。網羅性の高いコンテンツは、一定のSEO効果が見込めますし、文字数が多いと関連する語句が多く盛りまれるので、専門性も増すと言えるでしょう。
実際、キーワードの難易度が高い場合は、上位記事が10,000文字以上、といったケースはざらに見られます。まずは上位サイトと文字数を比較してみて、文字数が少ない場合は、リライト・加筆を検討しましょう。
⑤記事を投稿してから十分な時間が経過しているか
良質なサイトであれば、1~2週間ですぐにインデックスされることが多いですが、記事自体の順位が安定するのには、2か月~半年程度かかる見込みです。1年経過しても鳴かず飛ばずの場合はリライトを検討したほうがいいですが、半年たつまではじっくり待って、その間に違う記事を書いたり、内部対策を行ったりするほうが懸命と言えます。
⑥Googleからペナルティを受けていないか
Googleが定めるガイドラインに違反すると、Googleペナルティを課されます。「手動ペナルティ」と「自動ペナルティ」2種類が存在し、検索順位が大幅に下落したり、インデックスが削除されたりする恐れがあります。
特に、質の低いコンテンツがある・不自然なリンクが貼られているといったケースが多いので注意してください。
⑦重複コンテンツはないか
一般的に重複コンテンツとは、タイトル名やテキスト文章など、ページを構成してる内容がほぼ同じコンテンツのことを指します。
参考:Google検索セントラル「重複コンテンツの作成を避ける」
もちろん重複コンテンツには大前提注意が必要ですが、記事においては、こういったペナルティの対象になるような重複コンテンツを書く人はあまり多くありません。注意すべきは同じテーマで関連記事を多く書いている場合です。記事どうしの内容が似通っており、カニばっているケースも考えられます。特定の検索キーワードに対して、ページの評価が分散されてしまい、全体的な検索順位も上がらなくなるケースがあるので、気を付けましょう。
⑧内部リンクは適切に設置されているか
内部リンクの設置・最適化が与えるSEO効果は非常に大きく、ユーザーの滞在時間向上が期待できるだけでなく、クローラーが巡回しやすくなったり、各ページ同士の関連性が高くなったりと、ページの評価向上に貢献します。
リンク先の内容がユーザーから見てパッと分かるようなアンカーテキストを設置し、なるべく重要なページにリンクを集めるとよいでしょう。
まとめ
SEOで上位表示するためには、まずは内部対策をしっかりと行ったうえで、獲得しているリンクが少ない場合は、外部施策も考えたほうが費用対効果は高いと言えます。
バースタイプでは、SEOの無料診断も行っておりますので、SEOで上位表示できない・順位が上がらなくて悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。