SEO対策

Needs Met(ニーズメット)とは?品質ガイドラインにおける評価軸を解説

Needs Met(ニーズメット)とは?品質ガイドラインにおける評価軸を解説

Needs Metとは、どれだけ検索ユーザーのニーズを満たしているのかを示す指標のことです。Googleの検索品質評価ガイドラインにも明記されている重要な項目です。

上位表示を狙うのであれば、ユーザーのニーズを意識して高品質なコンテンツを作成することが重要です。

当記事では、Needs Metにおいて高評価を獲得するためのコンテンツの作り方や、Googleが重視している指標について解説しています。

検索順位を上げて検索流入を増やしたい方はぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • Needs Metが何かを知りたい方
  • Needs MetがSEOにどう影響するのかを知りたい方
  • SEO対策を強化して検索順位を上げたい方

Needs Met(ニーズメット)とは

Needs Metとは、直訳すると「ニーズを満たす」であり、SEO対策においては「どれだけ検索ユーザーのニーズを満たしているのか」を示す指標として用いられています。Googleの検索品質評価ガイドラインにも明記されているくらい重要な指標の1つです。

検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツを作るためには、検索意図を意識することが大切です。

検索品質評価ガイドラインの中の項目の1つ

Googleは、質の高いコンテンツの作り方をまとめたガイドラインを公開しており、それを「検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)」といいます。

ガイドラインは下記の3部構成になっており、Needs Metはその中の1つです。

  1. Page Quality Rating Guideline(ページ品質評価ガイドライン)
  2. Understanding Mobile User Needs(モバイルユーザーニーズの理解)
  3. Needs Met Rating Guideline(ニーズを満たす評価ガイドライン)

「Page Quality Rating Guideline」には、コンテンツの品質を高める方法について記載されています。ページの品質においては、特にE-E-A-T(経験‐専門性-権威性-信頼性)が重要であり、ユーザーや検索エンジンから「信頼できるサイト」として評価を獲得することでページの品質を高めることができます。

「Understanding Mobile User Needs」では、ユーザーニーズを理解する重要性について記載しています。ユーザーが使いやすいと感じるWEBサイトを運営するためには、ユーザー目線に立ったコンテンツ作りが重要です。特に、近年増えているスマホユーザーに適したコンテンツを作成しましょう。

「Needs Met Rating Guideline」では、ユーザーのニーズを満たすコンテンツの作り方が記載されており、検索意図に合致した内容になっていることが重要だとされています。

Needs MetがSEOや検索順位に与える影響

Googleの検索結果は複雑なアルゴリズムによって決められています。そのため、検索ユーザーのニーズを満たしているからと言って必ずしも上位表示されるとは限りません。

しかし、Googleが最重要視している項目の1つであるため、Needs Metで高い評価を受けることは検索順位の向上につながります。SEO対策を行う上で必ず意識しておくべき指標といえます。

検索品質評価ガイドラインにおけるNeeds Metの評価軸

検索品質評価ガイドラインにおけるNeeds Metの評価軸

Googleの検索品質評価ガイドラインでは、Needs Metについて下記5段階の評価軸を設けています。

評価 基準

Fully Meets

ユーザーの検索意図に対して明確に応えられている

Highly Meets

検索意図に対してとても有益かつ合理的な内容が記載されている

Moderately Meets

検索意図に対して有益かつ合理的な内容が記載されている

Slightly Meets

検索意図との関連は低いが有益な情報が記載されている

Fails to Meet

検索意図を満たせていない

Fully Meets(FullyM)

Fully Meetsは、Needs Metの中で最も高い評価です。ほぼすべてのユーザーニーズを満たしており、追加情報(再検索)が必要ないくらいに充実したページに付けられる評価です。

ただし、検索意図が複数想定されるキーワードの場合は、1つのコンテンツで情報を網羅することはできないため、Fully Meetsは存在しません。例えば「パスタ」という検索キーワードは、「パスタの種類を知りたい」、「パスタのレシピを調べたい」「パスタ屋さんに行きたい」等のニーズが想定されるため、全てのユーザーが満足するコンテンツを作ることが困難だからです。

Highly Meets(HM)

Highly Meetsは、ほとんどのユーザーが満足するであろうコンテンツに与えられる評価です。コンテンツの品質や信頼性、正確性、独自性などに長けたページが該当します。

SEO対策を進める上で目指したい評価はHighly Meets以上です。

Moderately Meets(MM)

Moderately Meetsは、真ん中の評価です。提供する情報として質は悪くないが、情報に過不足があったり、全てのユーザーニーズに応えられていない状態を示します。

安定して上位表示を目指すなら改善が必要です。

Slightly Meets(SM)

Slightly Meetsは、一部のユーザーにとってはニーズを満たしているが、ほとんどの人にとっては不十分だと考えられるページに付けられる評価です。

検索意図とコンテンツの中身にズレが生じているため、大幅な修正が必要です。

Fails to Meet(FailsM)

Fails to Meetは、Needs Metの中で最も低い評価です。ユーザーニーズにほとんど応えられていないページに与えられる評価です。

スパムコンテンツや有害サイト、なりすましサイト等のモラル的に問題があるコンテンツにも、この評価がつけられます。

Needs Metの評価を高めるポイント

Needs Metの評価を高めるポイント

Needs Metにおいて高い評価を獲得するためには、ユーザーの検索意図を満たすことが大切です。

検索意図とは、「検索者がそのキーワードを検索した目的」のことで、大きく4つの意図があります。

クエリ 意図

Knowクエリ

情報を知りたい

SEOとは

ダイエット 始め方

肩こり 原因

Doクエリ

何かをしたい

ホテル 予約

引っ越し 見積り

インスタ アカウント作成

Goクエリ

特定の場所やWebサイトに行きたい

東京駅 行き方

沖縄 観光

Yahoo

Buyクエリ

購入したい

プレゼント おすすめ

美容液 口コミ

ジム 入会

クエリの種類によって求められるコンテンツの内容は異なります。

例えば、Buyクエリの場合は商品の説明や購入方法だけでなく、商品に付随する知識や商品購入ページを記載し、ユーザーの求めるニーズに深く対応することが重要です。

検索意図を調べる際は、サジェストキーワード(検索窓にキーワードを入力すると候補として表示されるキーワード)をチェックしたり、上位表示されているページを見ると参考になります。

まとめ

Needs Metとは、Googleの検索品質評価ガイドラインに明記されている重要指標の1つで、「どれだけ検索ユーザーのニーズを満たせているのか」を評価するためのものです。

検索意図に合った情報を提供できているページはGoogleから評価されやすいため、上位表示を狙うのであれば、Needs Metを意識してコンテンツを作成しましょう。

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