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ロングテールキーワードとは?SEOを意識した選び方や注意点を解説

ロングテールキーワードとは?SEOを意識した選び方や注意点を解説

ロングテールキーワードとは、複数語句を組み合わせた検索ワードです。「上位表示が狙いやすい」「コンバージョン獲得につながりやすい」という理由から、SEO対策を行うにあたって非常に重要なキーワードと言えます。

しかし、ロングテールキーワードの対策方法をきちんと理解できている方は少ないのではないでしょうか。

当記事では、ロングテールキーワードの基礎知識を分かりやすく解説します。メリットやデメリット、選定方法までまとめているため、思うようにSEOの効果が出ず悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 上位表示されるキーワードを増やしたい方
  • ドメインが弱くビッグキーワードの対策が難しい方
  • 対策キーワードの選び方が分からない方
  • 思うようにSEO対策の成果が出ていない方

ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードとは、「単一語句ではなく複数語句を組み合わせた検索キーワード」のことです。主に3語以上で組み合わされたものを指します。

キーワードの「検索回数」と「コンバージョン率」をグラフ化すると長い尻尾のように見えることから、ロングテールキーワードと呼ばれています。

また、単一のキーワードよりも検索者ニーズが絞られている(少ない)ことから、ロングテールキーワードは「スモールキーワード」や「ニッチキーワード」と呼ばれることもあります。

ビッグキーワードやミドルキーワードとの違い

検索キーワードは、検索ボリュームを基準に「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード」の大きく3つに分類されます。

月間の検索回数 キーワードの呼び方
10,000回以上ビッグキーワード
1,000回~9,999回ミドルキーワード
100回~999回ロングテールキーワード・スモールキーワード・ニッチキーワード

ビッグキーワードとは、月間10,000回以上検索されているキーワードのことを指します。2語以上でも検索数が多ければビッグキーワードになります。

ミドルキーワードとは、月間1,000回~9,999回検索されているキーワードのことを指します。ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間にあることから、ミドルキーワードと呼ばれます。

検索ボリュームの多いキーワードは、上位化できると流入数の大幅な増加が期待できます。一方で、競合も多いため対策の難易度は高いです。検索ボリュームの少ないキーワードは、上位表示する難易度は低いですが、大幅な流入増加は期待できません。

ロングテールキーワードのメリット

ロングテールキーワードのメリット

ロングテールキーワードでSEO対策を行う3つのメリットをご紹介します。

SEO難易度が低く上位表示されやすい

検索ボリュームの少ないロングテールキーワードは、競合が少ないため上位表示を狙いやすいというメリットがあります。

例:大阪にあるラーメン屋の例

「ラーメン 大阪」は、月間1万回以上検索されているビッグキーワードです。上位表示を目指すには、大阪にある全てのラーメン屋さんがライバルとなります。

一方で、ロングテールキーワードである「ラーメン 大阪 こってり」は、検索ボリュームが170回しかありません。ライバルは、大阪でこってりラーメンを販売しているお店に限られるため、競合が減り上位表示される可能性は高くなります。

このように、ロングテールキーワードは、他のキーワードと比べ上位表示されやすいというメリットがあります。

コンバージョンする可能性が高い

ロングテールキーワードは、複数のキーワードで構成されているためニーズが限られており、検索者の意図が汲み取りやすいという特徴があります。

例えば、「ラーメン 大阪 こってり」で調べている人は、「大阪にある こってりラーメンの美味しいお店の情報」を求めていることが想定されます。しかし、「ラーメン」だけだと、関東のラーメン屋さんを探している人もいれば、全国の有名店を探している人もいます。

そのため、店舗への集客を増やしたいなら、「ラーメン」の単一キーワードよりもロングテールキーワードで対策を行った方がコンバージョン(店舗への集客)につながりやすいと言えます。

このように、ロングテールキーワードでSEO対策を行うと、コンバージョンにつながりやすいユーザーを集客できるというメリットがあります。

ビックキーワードの評価向上に繋がる

関連するロングテールキーワードで順位が上がると、ビッグキーワードの評価も同時に上がる可能性があります。

例えば、「ラーメン 大阪 こってり」「ラーメン 大阪 家系」など、複数のロングテールキーワードで上位表示されると、「ラーメン 大阪」の評価向上につながります。

ビッグキーワードを同時に対策できるのが、ロングテールキーワードのメリットと言えます。

ロングテールキーワードのデメリット

ロングテールキーワードには、「検索ボリュームが小さい」というデメリットがあります。

検索ボリュームが小さい

ロングテールキーワードは、検索ボリュームが1,000回未満のキーワードです。そのため「上位化できても流入があまり増えない」というデメリットがあります。検索ボリュームが200回のキーワードなら、1位を獲得できても数十しか流入数の増加は期待できません。

キーワードを選定する際には、「検索ボリューム」と「検索者ニーズ」を入念に調査し、需要があるキーワードを選ぶ必要があります。

また、1つのキーワードだけでは大幅な流入増加は期待できないため、複数のロングテールキーワードで記事を量産し、サイト全体でアクセス数を増やしていくことが重要です。

ロングテールキーワードの選び方

ロングテールキーワードの選び方

下記の流れでロングテールキーワードを選定すると、SEO対策に効果的なキーワード選定ができます。

  • サイトのテーマを明確にする
  • テーマを元にビッグキーワードを決める
  • ビッグキーワードを元にテールキーワードを選ぶ

それぞれのポイントを詳しくご説明します。

サイトのテーマにあったキーワードを選ぶ

まずはじめに、サイト(ブログ)全体のテーマとなるメインのキーワードを決めます。そのキーワードを軸にテールワードを決めて記事を作るため、「自社サービスに関するもの」や「検索ボリュームのあるキーワード」を選ぶことがポイントです。統一感を持たせるために、ここで決めたメインキーワードに関係のない記事は書けないので、慎重に選びましょう。

常にテーマを意識してキーワードを選定することで、そのテーマにおける専門性が高まりSEOの評価向上につながります。

検索意図を意識したコンテンツ作成

検索結果に上位表示させるには、「検索者のニーズに合った情報を提供すること」が最も重要です。対策するロングテールキーワードが決まれば、それがどのような意図で検索されているのかを分析しましょう。

検索者ニーズの分析には、既に上位表示されているサイトが参考になります。実際に自分で検索してみて、上位表示されているページをチェックしましょう。

その際、「自分たちが作りたいコンテンツと乖離していないか」「現状の上位表示ページよりも有益なページを作れるか」という点に注意して分析するのがポイントです。

ロングテールキーワードを選定する上での注意点

最後に、ロングテールキーワードを選ぶ際の注意事項をご説明します。

ビックキーワードから逆算する

いきなりロングテールキーワードを考えるのではなく、先に軸となるビッグキーワードを決めましょう。そこから関連キーワードを広げてロングテールキーワードを選びます。

そうすることで、テーマにあったロングテールキーワードを選定でき、専門性を高められるからです。

下記を参考にするとスムーズに関連キーワードを見つけることが出来ます。

  • サジェストキーワード(検索窓にキーワードを入力した時に表示されるもの)
  • 関連キーワード(検索結果の下部に「他のキーワード」として表示されているもの)

また、関連キーワードを検索できるツールは下記ブログでご紹介しているので、ぜひご覧ください。

まとめ

競合が少ないロングテールキーワードは、順位向上を目指すにあたって対策必須のキーワードです。複数のロングテールキーワードで上位化されるとビッグキーワードでも評価されやすくなるため、結果的に大きな成果に繋がるからです。

サイトの流入数だけでなく「何のためにSEO対策を行っているのか」「獲得したいコンバージョンは何なのか」を考えながらWEBマーケティングの戦略を立てましょう。

バースタイプでは、SEOの無料診断を行っております。狙うべきキーワード例をご提案することも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。