SEO対策

ECサイトでSEO対策が重要!内部対策と外部対策の方法・注意点を解説

ECサイトでSEO対策が重要!内部対策と外部対策の方法・注意点を解説

スマホの普及により近年では、多くの方がネットで商品を購入するようになりました。しかし、ECサイトの認知度が低くユーザーがサイトに来ない場合には、ECサイトを運用していても成果が得られないでしょう。ユーザーを多くサイトに呼び込むにはSEO対策が必要不可欠です。

当記事では、ECサイトのSEO対策の重要性や、ECサイトのSEO対策において意識すべきことを内部施策や外部施策に分けて解説します。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • ECサイトを運営している方
  • ECサイトが検索上位に上がらず困っている方
  • これからECサイトを運用していこうとしている方

ECサイトでSEO対策が必要な理由

ECサイトでSEO対策が必要な理由

近年ではEC市場規模は右肩上がりで伸びており、経済産業省の調査によると2018年のB to CのEC市場規模は17兆9,847億円、また2019年は19兆3,609億円となっています。

(出典:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」

また、多くのユーザーに情報を届けるためにECサイトを作成する企業も増えており、年々増加するECサイトの中から、ユーザーに選んでもらうための対策が必要になってきました。そこで、役立つのがSEO対策です。

どれだけ良質なECサイトを作成してもユーザーが見なければ商品は売れないため、作成した意味がありません。検索エンジンに評価されるECサイトを作成し、検索上位表示化することで多くのユーザーの目にとまるようになります。

SEO対策にも関係する良いECサイトの特徴

SEO対策にも関係する良いECサイトの特徴

ユーザーにとって利用しやすいECサイトは、SEO対策においても有利になります。Googleの検索エンジンはユーザビリティの高いサイトを上位表示化するためです。しかし、どのようなECサイトが良いサイトであるか分からない方もいるでしょう。

以下では、良いECサイトと言われるサイトの特徴をいくつか紹介します。

分かりやすいデザイン

商品の良さを伝えるために情報を詰め込みすぎると、かえってサイトが見にくくなってしまいます。必要な情報は最低限にして、シンプルなデザインのサイトが良いと言えます。また、良いサイトでは商品はカテゴリごとに分けて、余白の多さにも配慮されていることでしょう。

ブランドイメージに合った
配色・表現

サイト全体の配色はブランドのイメージと合っていたほうがユーザーに受け入れられやすいです。色みだけでなく、文字のフォントや大きさなども良いサイトでは意識されています。また配色は白をベースに2色程度取り入れるなど、配色バランスにも気を使っています。

直感で購入まで辿り着ける
デザイン

商品ページから購入が完了するまでスムーズに辿り着けないECサイトは、ユーザーが面倒臭さを感じて離脱してしまいます。直感的に購入完了まで辿り着けるよう、「購入する」「カートに入れる」などのボタンが他の文字よりも大きいサイトは、サイトの使い方が明確で、良いサイトと言えます。

綺麗かつ詳細な写真

ユーザーが安心して商品を購入できるよう、高画質な写真であることも良いECサイトの特徴です。商品の詳細が確認できるさまざまな角度からの写真があると、さらに良いでしょう。

正しい決済方法の提示

昨今ではさまざまな支払い方法があるため、使用できる決済方法を前面に出すこともユーザーの購入を促せる良いECサイトの特徴です。

【内部施策】ECサイトで必要なSEO対策

内部施策とは、サイト内自体の質を高めるために行うSEO対策のことです。具体的には検索エンジンに評価されたりクローラビリティを高めたりするようサイトを調整したり、コンテンツを充実化させたりします。

以下では、クローラビリティの向上や検索エンジンの評価向上を目指す内部施策の方法をいくつか紹介します。

サイトマップを作成する

サイトマップとは、検索エンジンにサイトの内容を伝えるために作るファイルのことです。ECサイトが検索結果に表示されるにはクローラーにページを見つけてもらい、インデックスされる必要があります。サイトマップはクローラーの巡回を促し、インデックスすべきURLを見つける手助けをしてくれます。また、ユーザーが見たいページにすぐ飛べ、サイトからの離脱を防ぐメリットもあります。

サイトマップの作成は、WordPressであればプラグインや無料のツールなどを使用して簡単に作成可能です。むやみにプラグインを増やしたくないという方は、手動でも作成できます。

サイト構造をわかりやすいものにする

クローラーがよりサイト内を巡回しやすくするには、サイトの構造をわかりやすくしておくことも大切です。またサイト構造がわかりにくいと、サイトに訪れたユーザーが欲しい情報を見つけられず、サイトからすぐ離脱してしまう可能性も考えられます。

サイト構造はツリー式で、ECサイトではTOPから商品カテゴリに進み、商品詳細が見れるといった、クリックするたびにより詳細が見れるように作ります。階層が深くなるほどにクローラーとユーザーが情報を見つけにくくなるため、できるだけ階層が深くならないよう注意しましょう。

パンくずリストを設置する

パンくずリストとは、サイトに訪れたユーザーに、ユーザーがサイトのどこにいるのかを示すためのものです。ユーザーへの道しるべになるだけでなく、クローラーの適切な巡回にもつながります。ECサイトでは以下のような形が望ましいです。

  • TOP>商品カテゴリ一覧>トップス>半袖
  • ホーム>WOMEN>春の新作アイテム
  • TOP>ソファ>布製ソファ

パンくずリストを設定するには、サイトの階層構造を整えておく必要があります。先に階層構造を整理してから、パンくずリストを設定するようにしましょう。

ページ表示の速度改善をする

ページの表示速度が遅いと、ユーザーはすぐ離脱してしまう恐れがあります。Googleの調査においてもページの表示に3秒以上かかると、ユーザーの53%が離脱してしまう結果が出ています。サイトの表示速度はできるだけ速いのが好ましく、遅くても2秒以内を目指すのが良いでしょう。

ECサイトでは画像を多く使用したり、きれいな画像を使用したりすると、画像が重くて表示速度が遅くなってしまう可能性が高いです。画像や動画は圧縮するなど、ページが重くならないように工夫しましょう。

モバイルフレンドリー対応をする

モバイルフレンドリー対応というのは、サイトをスマホ用に最適化して、モバイル端末でサイトが見やすくするようにすることです。近年ECサイトでは多くのユーザーがスマホを利用して商品を購入しており、Googleでもスマホ用サイトを評価する動きがあります。そのため、PCサイト用しかない場合は評価が下がる可能性もあるため注意が必要です。

自社のECサイトがモバイルフレンドリー対応になっているかは、Lighthouse(ライトハウス)を使って調べられます。Chromeウェブストアで調べるとすぐに出てくるため、拡張機能を追加して確認しましょう。

SSL対応をする

SSLは「Secure Sockets Layer」の略称で、インターネット上のデータ通信を暗号化する仕組みのことです。インターネット上のデータ通信は第三者によって危険に脅かされる可能性があります。SSLの導入で訪問者のブラウザとサーバー間のデータ通信を暗号化しましょう。

SSL対応されているかは、ECサイトを開いたときにURLが記載されているところで簡単に確認が可能です。SSL対応されていないサイトは安心して商品を購入できないとユーザーに判断されるため、決済時にクレジットや個人情報を取り扱うECサイトでSSL対応は必須と言えます。

【外部施策】ECサイトで必要なSEO対策

外部施策というのは内部施策とは異なり、サイト外部に向けて行うSEO対策のことです。外部施策は主に「被リンクの獲得」と「サイテーションの獲得」の2つを指します。

被リンクは外部サイトが設置した自社サイトのリンクのことで、被リンクを獲得することで自社サイトが優良なサイトであると評価につながります。これはGoogleが、ユーザーは良いサイトを他のユーザーに知らせたいと共有する行動があるとして、評価につながるようになりました。ただし、被リンクは質の高いサイトや権威のあるサイトから獲得されるほど高い評価につながり、悪質なサイトからの被リンクはかえって評価の低下につながるおそれがあります。

サイテーションの獲得は被リンクと少し似ていますが、リンクではないところが異なるポイントです。サイテーションではブランド名や商品名、サービス名などがSNSで記載されることでSEOの効果が得られるのではないかと言われています。Googleが明確に発表したわけではないため、実際のところSEO効果があるのか不確かな部分はありますが、認知度が増えることでECサイトへの流入も期待できるでしょう。

【コンテンツ施策】ECサイトで必要なSEO対策

内部施策の1つでもあるコンテンツ施策(コンテンツマーケティング)はブログ記事やメルマガ、SNSなどの有益なコンテンツを発信して行うマーケティング手法です。

ユーザーニーズを満たす良質なコンテンツを作成し検索上位表示化ができると、多くのユーザーの目に留まります。自社商品をまだ詳しく知らない方や興味を持ってくれている方など幅広い顧客から信頼を獲得し、将来的な購買やファン化につなげられるのが特徴です。

以下では、コンテンツ施策での重要なポイントをいくつか紹介します。

適切なキーワードを選ぶ

ターゲットとなるユーザーに自社のECサイトに辿り着いてもらうには、ユーザーが検索しそうなキーワードでコンテンツを作成する必要があります。衣服を販売するECサイトであれば服の合わせ方や洗い方など、関連するキーワードを洗い出すのが良いでしょう。

その後、サジェストキーワードツールなどを利用して複合キーワードを決めていきます。キーワードを「服の合わせ方」にするのであれば、出てくるのは「服の合わせ方 色」「服の合わせ方 アプリ」などです。月間検索ボリュームも調べ、キーワードにおける需要も確認しましょう。

タイトル・見出しに適切なキーワードを含める

コンテンツのタイトルや見出しは自由に決めていいものの、SEOを意識する場合はそれぞれにキーワードを含める必要があります。例えば、家具などを販売するECサイトで「家具 レンタル」というコンテンツを作成する場合、タイトルと見出しには「家具」「レンタル」という言葉を入れなければなりません。

また重要なキーワードはできるだけ左側(タイトルや見出しのはじめ)に持ってくるのがポイントです。コンテンツ全体に沿った名前で、タイトルの文字数は28〜32文字以内に納めましょう。

ディスクリプションを改善する

ディスクリプションというのは、検索したときにサイト名の下に表示されるコンテンツの説明文のことです。ユーザーはディスクリプションを見て、コンテンツの内容をある程度確認できることで、サイトのクリック率の向上につながります。

ディスクリプションを記載する際は、コンテンツを読むメリットや競合記事との差別化を測る内容を取り入れましょう。もちろん、キーワードはディスクリプションの文章の中ではじめのほうに来るように工夫してください。スマホでは80文字程度がしっかりと表示される文字数のため、その中で伝えたい情報をまとめるのもポイントです。

質の高いコンテンツを作成する

Googleの検索結果では低品質なコンテンツの検索順位は下がり、高品質なコンテンツの検索順位が上がるような仕組みになっています。そのため、コンテンツの質には特にこだわることが大切です。

質の高いコンテンツというのは、ユーザーニーズを満たすコンテンツのことです。コンテンツの最初から最後まで読んでもらえ、サイト内に長く滞在してもらえるコンテンツ作りを目指しましょう。検索エンジンに記事を正確に評価してもらえるようにすることも重要です。

コンテンツを定期的に追加する

コンテンツを定期的に追加することで、ユーザーが頻繁に更新されているサイトであると安心感を持ってもらえたり、コンテンツが蓄積されてサイトの財産になったりします。財産になるというのはコンテンツが蓄積されることで、Googleからの評価がしっかりと高まっていくということです。ただし、質の低いコンテンツが増えても意味がないため、定期的にコンテンツを作成する場合も、コンテンツの質にはしっかり意識していきましょう。

継続してコンテンツを作成するのは容易ではないため、社内の運用体制を確立したり、コンテンツの作成を委託したりするのも良いでしょう。

内部リンクを設置する

内部リンクというのは、作成するコンテンツ内に自社サイトの他コンテンツのリンクを貼り付けることです。内部リンクを設置すると、SEO対策におけるさまざまなメリットがあります。1つは、クローラーがURLを辿ってサイト内を巡回するため、設置した内部リンクから新規のコンテンツに気付き、インデックスされやすくなることです。

また関連性の高いコンテンツをつなげることでSEO評価が高まる上に、ユーザーのサイト内の滞在時間を伸ばせる可能性も高まります。

ECサイトのSEO対策における注意点

ECサイトのSEO対策における注意点

ECサイトを運営し集客をしっかり得るには、SEO対策は必要不可欠と言えます。しかし、SEO対策を行う場合にもいくつか注意すべき点があります。以下では、注意点をいくつか紹介するため、SEO対策を意識したECサイトの運営での参考にしてください。

ガイドラインを遵守する

基本的な話になりますが、ECサイトの運営においては必ずGoogleのガイドラインを遵守するようにしましょう。スパム行為と判断されるようなSEO対策は、自社サイトの検索順位が下がるなどペナルティを受けるだけでなく、ユーザーがブランドに対して不信感を覚える可能性にもつながります。

具体的には自動生成されたコンテンツの作成や不正なリダイレクトの設置、また隠しテキストや隠しリンクの設置、有料での被リンク獲得などペナルティ行動は多岐に渡ります。Googleのガイドラインを確認し、ガイドラインに沿って運用するよう意識しましょう。

ユーザビリティを意識する

ユーザビリティとは「使いやすさ」を意味する言葉で、ECサイトのSEO対策において強く意識しておきたいポイントです。ECサイトではデザインや操作性、コンテンツの質などをユーザーがストレスなく使える・読めるようにすることを表現しています。

提供する商品やサービスがどれだけ良かったとしても、サイトが見にくい・使いにくいとユーザーはサイトからすぐ離脱してしまいます。コンバージョンにつなげるためには、ユーザー目線で、ユーザビリティを意識してSEO対策をしていきましょう。

ジャンルを絞ってコンテンツを作成する

SEO対策の評価ポイントにはサイトの専門性や網羅性も含まれているため、販売している商品やサービスのジャンルに合わせてコンテンツを作ることが大事です。

例えば、レディース服を販売するECサイトを運営している場合は、アイテムの着こなし方や洋服の合わせ方、アイテムの手入れ方法などの関連したコンテンツを作成します。どのような内容のコンテンツをユーザーが求めているのか、年齢や性別などによっても異なるため、コンテンツ作成の際には必ず狙っているターゲットを明確にしましょう。

重複コンテンツの作成を避ける

重複コンテンツは、タイトル名やコンテンツの内容がすでに作成したコンテンツとほとんど同じ状態のコンテンツのことです。別名コピーコンテンツとも言われ、SEO対策においては検索エンジンからの評価が下がる可能性があるため好ましくありません。

基本的にコンテンツの作成段階で重複コンテンツを作らないように気をつけていく必要がありますが、コンテンツが溜まって重複コンテンツが生まれてしまった場合は対策が必要になります。

まとめ

ECサイトを多くのユーザーに利用してもらうには、SEO対策が必要不可欠です。SEO対策は大きく分けて内部施策と外部施策に分かれており、内部施策ではサイト内部をユーザーや検索エンジンにとって分かりやすく利用しやすいように整えます。外部施策では外部のサイトにリンクを貼ってもらえるよう工夫をすることが大切です。

どちらのSEO対策であっても、Googleのガイドラインに遵守し、サイトの方向性やジャンルがぶれないように運用していくことが重要となります。