NAP情報とは?MEO対策における重要性と対策方法を解説!

お店・会社の認知拡大や店舗への集客を強化したい方は、必ずNAP情報を確認し最適化しておきましょう。
当記事では、NAP情報がMEO対策に与える影響や、NAP情報を統一させる手順について詳しく解説しています。
【この記事はこんな方におすすめです】
- NAPとは何かを知りたい方
- MEO対策においてNAPがどのくらい重要か知りたい方
- MEO対策をしてWEB集客を強化したい方
NAP情報とは?

NAP情報とは、Name Address Phoneの頭文字を取ったもので、MEO(ローカルSEO)対策を行う上で、とても重要な情報です。
- Name :会社名や店舗名、屋号など事業者の名前
- Address:住所
- Phone :電話番号
これらが、なぜMEO対策において重要なのかを解説します。
NAPの重要性とMEOへの影響
Google等の検索エンジンは、クローラーが世界中のサイトを巡回し情報収集をしています。その際、
NAP情報を元に情報が整理され、サイトの評価が決まります。例えば、ホームページに載っているNAP情報とGoogleビジネスプロフィールに登録されているNAP情報が一致していない場合、それらは別物と認識されてしまう可能性があり、評価が分散されGoogleからの評価が受けにくくなる場合があります。
反対に、NAP情報が統一されていると「信頼できる情報源」だとGoogleに判断されるため評価を受けやすくなります。
このように、NAPはGoogleからの評価に影響する情報であるため、MEO(ローカルSEO)対策を行う上で、表記を統一しておくことが非常に重要です。
NAP情報の注意点
NAP情報は、厳しく判断されるため表記を統一する際には注意が必要です。
例えば、半角と全角・ローマ字とカタカナなどが異なっているだけで、別物だと判断されてしまう可能性があります。
クローラーに別物だと判断されてしまう例をいくつかご紹介します。
Name(店舗名・会社名):株式会社バースタイプの場合
- 株式会社verse type →アルファベットとカタカナ
- 株式会社バースタイプ →全角と半角
- (株)バースタイプ →株式会社の略称表記
- 株式会社バース・タイプ →中点が入っている
Address(住所):大阪府大阪市北区梅田2-5-13 桜橋第一ビル304号の場合
- 大阪府大阪市北区梅田2丁目5番13号 桜橋第一ビル304号 →番地表記
- 大阪府大阪市北区梅田二-五-十三 桜橋第一ビル304号 →数字が漢字表記
- 大阪府大阪市北区梅田2-5-13 桜橋第1ビル3階 →ビル名・階数表記
Phone(電話番号):06-4400-2173の場合
- 06-4400-2173 →全角と半角
- 0644002173 →ハイフンなし
- 06(4400)2173 →かっこ()表記
上記のように、表記が少し異なるだけで上手く評価を受けられない可能性があるため注意しましょう。
ホームページやポータルサイト、GoogleビジネスプロフィールのNAP情報が統一されているか、一度確認しておくことをおすすめします。
NAPを統一させる方法

NAP情報を統一する時の手順をご紹介します。
基準となるNAP情報を確認する
ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNS・ポータルサイトなど、インターネット上に表記をする「店舗名」「住所」「電話番号」を何に統一するのか、基準となるNAP情報を決定します。
今後、移転などでNAP情報が変わった際に更新作業がスムーズになるよう、NAP情報は一元管理しておくことをおすすめします。
Googleビジネスプロフィールを更新する
基準となるNAP情報を決めたら、
Googleビジネスプロフィールの「情報」の項目から店舗名・住所・電話番号を正しく入力します。入力ミスがないよう、構造化したNAP情報をコピペで入力したり、一括登録サイトを活用すると入力の手間を省くことができます。
ホームページやSNS等の記載情報も更新する
自社の情報を記載している全てのサイト(公式サイト、各SNS、ポータルサイト、求人サイト、口コミサイトなど)において、NAP情報を統一します。自社で管理しているものはすぐに更新ができるため、ホームページをはじめ、InstagramやX、Facebookなど
所有する全てのSNSアカウントをチェックしましょう。
また、ホットペッパー・食べログなどポータルサイトや、口コミサイト、行政や業界の団体サイトなど、外部が運営しているサイトであればサイト運営者に連絡をして変更を依頼しましょう。
構造化データをマークアップする
構造化データのマークアップとは、クローラーがサイト情報を正しく理解できるように行う施策のことです。例えば、「株式会社バースタイプ」という文字情報に対して、これが「会社名であること」を認識させるために行うのが、構造化マークアップです。
構造化データをマークアップするためには、タグの埋め込み等が必要なので、詳細はGoogle検索セントラル「
ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データ
」を参照するか、弊社までお問い合わせください。
NAP情報が統一されているかを確認する
Googleが認識しているNAP情報は、「リッチリザルトテスト」で確認することができます。リッチリザルトテストとは、Googleが提供しているテストツールで、確認する手順は下記の通りです。
- 「リッチリザルトテスト」にアクセスする
- テストしたいURLを入力し、「URLをテスト」をクリック
- 「地域のお店やサービス」を選択し、NAP情報を確認する
リッチリザルトテストではたくさんの項目が表示されるため、
NAP情報を確認する際は、ページ内検索(Ctrl+F)で「Name」「Address」「Phone」を検索するとスムーズです。NAP情報を変更する方法

移転などにより住所や電話番号が変わった場合や、お店の名前や会社名を変更した場合には、すみやかにNAP情報を修正する必要があります。
NAP情報が変わった際にスムーズに更新する方法をご紹介します。
NAP情報を一元管理しておく
NAP情報を記載しているサイトの一覧表を作成しておくと、すぐに変更できるのでおすすめです。
NAP情報が変更になった際に担当者が変わっている可能性もあるため、
念のため「今のNAP情報」と「登録しているサイト一覧表」を作成しておきましょう。インデックス登録をリクエストする
ホームページなど自社サイトを更新した場合は、それをGoogleに伝えるためにインデックス登録をリクエストします。クローラーは膨大なウェブページを巡回しているため、
更新してから認識されるまでに時間が掛かる場合があるためです。
インデックス登録のリクエストは簡単に行えます。
- サーチコンソールにアクセスする
- 一番上の検索窓にNAP情報を変更したページのURLを入力する
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリックする
ホームページの場合は、サイト内の複数個所にNAP情報を記載している場合があるので、変更漏れがないよう注意しましょう。
まとめ
NAP(Name Address Phone)情報とは、会社やお店の名前・住所・電話番号のことで、MEO対策を行う上で非常に重要な情報です。サイトによって異なるNAP情報を記載しているとGoogleからの評価が上手く受けられないため、必ず全てのWEBページでNAP情報は統一しておきましょう。アルファベットとローマ字表記が混在していたり、住所の番地の表記が異なるだけで別物だと判断されてしまう可能性があるため、注意が必要です。
弊社バースタイプでは、無料でMEO診断レポートをお渡ししています。Googleビジネスプロフィールの最適化やSEO対策も行っているので、下記よりお気軽にお問い合わせください。